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2011-08-03

CREAM SODAとPEPPERMINT

用事があって、原宿にやって来た。


原宿なんて、年に数回しか来ない。

いつも行動範囲は、秋葉原~新宿までで帰結する。
いわゆる、山手線北半球。
それか、一気に通り越して渋谷とか、逆なら新橋・有楽町。
(典型的おっちゃんルート…)
だいいち、いまさら竹下通りに行くべき用事もない。

しかし、そんな原宿界隈へ行くと必ず足を伸ばす場所がある。


キャット・ストリートの「ピンクドラゴン」。

今日も例の如く、さっさと用事を済ませて、あの派手な作りのビルディングへ。
そして、まっすぐ2階の「クリームソーダ」に向かった。


いつ来ても変わらない。
昔と同じ異空間。

ティーンエイジの頃に胸躍らせた、あのロゴとトレードマークが、
今も所狭しと溢れている。

いいねえ。

ここに来ると何だか心がリフレッシュされて、
活力をもらって帰れるんだ。

昔ながらの、豹柄の札入れ!
中学の頃、これの黄色を誇らしげにケツポケットに挿してた。
自慢だった。
かつ、貧乏なオレの唯一のおしゃれ。

使ううちに擦り切れてボロボロになって、
ロゴマークの刺繍がほつれかけたりして、
でもそれが味があってまたイイんだな。

ああ懐かしい!

世間では懐かしの一品かもしれないが、
オレの中ではいまだ現役。

クリソーのロゴTシャツ、今も着てるしね。



さて、そこで思い出した。
「確かペパーミントもこの近くだったよな…」

世間のムーブメントとしてどうだったかよく分からないが、
ミーハーな俺の中では、クリソーと双璧のブランド、PEPPERMINT

ちなみに、生まれて初めて買った札入れが、
コブラのマークもまぶしげな、ペパーミントの真っ赤なヤツ。


数年前に一度ショップを訪れて以来、ずっとご無沙汰だ。

思い立ったが吉日!
久々に行ってみる事にした。


携帯で検索した地図を片手に、
明治通りを表参道方面にさかのぼり、
小道をつたってしばし…、ついに発見!

ピンクドラゴンと比較してしまうと、ずいぶんと趣が違う。

ピンクドラゴンが豪勢で派手なら、
ペパーミントは隠れ家的なこじんまりとしたたたずまい。

ピンクドラゴンがベルサーチやアルマーニなら、
ペパーミントはサビル・ロウで頑なに暖簾を守るテーラーといった感じ。


こちらも懐かしのロゴマークとともに、
心躍る一品が続々。

真っ赤な札入れはもうなかったが、
合皮から本皮にグレードアップした黒・白・ピンク各色に、
コブラのマークの札入れがショーケースに鎮座していた。

こっちもいいねえ。

服飾類も充実していたが、時代なのか、
見慣れたコブラのロゴにショップのページのアドレスが印刷されてる物があり、
やっぱりオレの中ではこれは違う。

「HARAJUKU TOKYO JAPAN」だけであって欲しいんだ。



オレが旭川出身という事が大きく関係するのだが、
辺境の地方都市というのは、東京の流行が3~5年くらい平気で遅れて伝わって来る。

だから、きっと東京では70年代の一大ムーブメントだったこれらのショップ、
いわゆるオレ達のアニキ世代が夢中になったブランドが、
オレが思春期を過ごした80年代、
いまだ北海道では王道だったし、全盛だった。


昭和50年代、クリームソーダは札幌まで行かないと買えなかった。
しかし、ペパーミントは旭川にもショップがあった。

だからほとんどのヤツが、まずはペパーミントでデビューする。

しかしそれゆえに、みんなの中に何となく不文律が出来上がり、
「クリソーが上、ペパーミントが下」という格付けが成されてしまった。

つまり「簡単に手に入る物より、なかなか手に入らない物の方が上級」という変なランク付け。

だから、家族で旅行をした時、
あるいは札幌の親戚や友人に頼んで、
あるいは少ない小遣いを地道に貯めて電車に揺られて、
念願のクリームソーダを手に入れる。


オレの場合、ペパーミントデビューが中一の時。
例の真っ赤な札入れ。

中二の時、家族旅行の折、一大決心して札幌で途中下車、
(当時のオレにとって、大都会札幌ってすごく怖い所だったのよ…)
黄色い豹柄のクリソーの札入れを買った。
以来、大事に誇らしげにそれを使ってた。

クリームソーダのロゴをこれ見よがしにして、
ケツポケットに挿した時のあの優越感!

気分はクールス、最果てのローラー!
零下30度の街にいても、心は"HARAJUKU TOKYO"だから
テディボーイの仲間入りを果たしたような気になってた。


とにかくそうやって、ボンタンの右ケツポケットには、
50'sブランドのロゴが何かチラ見されてないといけない時代だったのよ。



しかし不思議なもんで、揺り戻しとでも言うか、
そうやってみんなが念願のクリソーを持ち、
猫も杓子もクリソーとなってくると、
何だか国民服みたいで反抗したくなってくる。

「オレは敢えてペパーミントだぜ」って言いたくなる。

ちょうどその頃、自分の中で、
そうやってこれ見よがしにロゴをあからさまにするより、
何気なく使ってる物が「実は…」みたいのがカッコいいって気分になった。

それで手に入れたのが、白地に黒で豹柄っぽくなってるんだけど、
少し離してよく見ると、ビキニのお姉ちゃんが横たわってるシルエットに見えるという、
やたら手の込んだ柄の札入れ。
ペパーミントの新作。

ペパーミントなんだが、表面にペパーミントと分かるマークは何もない。
中を開くと、初めてそこにあのコブラマークのワッペンが登場する。

5、6年も使ってるとちょっとヒネくれて、
通り一遍のものじゃ満足しなくなっててネ、
これは、my自尊心をくすぐった。

速攻で手に入れ、大事に使った。

バスの中で「オレもとうとう買っちゃったよ!」とか言いながら何かの札入れを自慢してる後輩を横目に、
「何キミ、まだケツからロゴを見せて浮かれてんの?
 ふーん、青いねえ。
 ボクちゃんなんか、ただの札入れよ。
 でもこの柄、よ~く見るとビキニの女の子でネ、
 そしてこーんな隠れた所に…ほら、ペパーミント
なーんて、どうしようもない優越感に浸っていたもんだ。

何とレベルの低い…。


その札入れ、高校を出てからも大事に使ってたけど、
2,3ヶ月目に地下鉄でスリに遭ってそれっきりになった。

定期から何から全部入れてたから、駅を出るのも一苦労、
給料日あとで、支払い関係の金がまるごと入っててさ、
しばらく大変だったんだよな、生活が。
ただでさえ貧乏だったのに…。
大家さんに謝りに行ったりして。

田舎を出て何もかもが新鮮で浮かれてたオレが、
今一度「都会って怖い…」と再認識した瞬間だった。


ああ、クリソーとペパーミントでこんないろいろ思い出しちゃったなぁ!
どんどん話が膨らんでいく。

そして、思春期の思い出の品のはずが、
原宿にはいまだショップがあるから、
大人になってもこうして飽きずに見に行ったり欲しくなったり、
実際ちょこちょこ買って使ってもいるし、

店が滅びない限り、一生お世話になるのかも知れませんなあ…。


CREAM SODAとPEPPER MINT。
懐かしき青春のひとコマで、R。



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  文中各商品イメージその他は、各ショップのページ内でどうぞ。
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Re: タイトルなし

コメントいただきありがとうございます。
20代くらいの娘は、クリソーの存在自体知らないので、
「そのTシャツ可愛いですね。どこで買ったんですか~?」
なんて聞いてきまして、店の事を教えたら、
そのうち着てましたよ、クリソーのTシャツ(笑)
再びブームが来るかどうかは分からないけど、
いつまでもテディボーイの聖地として生き続けるんじゃないでしょうか。

クリソーとペパーミント。
我がアイデンティティーの原点です!

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Re: 懐かしいっす

コメントありがとうございます。
緑橋ビルですね。
かれこれもう30年も前になるんですねえ…
ちなみに今でもペパーミントのTシャツ着てます(笑)

懐かしい(T_T) 私は断然ペパーミントかなぁ… 中学の修学旅行が道南だったから(地元は秋田県)中3の春にやっとデビュー(^^)v 先輩たちが修学旅行後、尻ポケットに札入れ!………若かった( ´艸`)

Re: タイトルなし

コメントいただき、ありがとうございます。

先週のアド街「昭和の原宿」で、ピンクドラゴンがランクインしてましたね。
薬丸さんはクールスに憧れて「チョッパー」が大好きだったそうで、「クリームソーダ」「ペパーミント」「チョッパー」は三大ロックンロールショップ…と紹介されてました。
しかし、田舎出身の僕は「チョッパー」にはあまり馴染みがありません。
周りに持っている人がいませんでした…。


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